グリーン
2025年05月12日
農業プラントメーカーである渡辺パイプ株式会社（本社：東京都千代田区、社長：渡辺圭祐）は、遮熱POフィルム「エコクール涼（りょう）」を2025年5月19日より販売開始いたします。
近年、気温上昇による作物の高温障害が頻発しています。令和５年は、年平均気温が観測史上最も高い年となり、今後も上昇傾向が予測されています。作物には、それぞれの最適な生育温度があり、高温に比較的強い品種でも、適温を超えると高温障害を引き起こす可能性もあります。猛暑日が続く今、暑さ対策は多くの作物にとって欠かせないものとなっています。
■暑さによる栽培への影響
「生育不良」「病害虫の増加」「品質低下」「作業環境の悪化」など、施設栽培におけるさまざまな課題への対応が求められる中、渡辺パイプでは、収量および品質の低下を防ぐことを目的に、遮熱性能に特化したPOフィルム「エコクール涼」の開発に取り組みました。
「エコクール涼」は、特殊熱線吸収剤により、赤外線（熱線）を約20%吸収することで、ハウス内への熱の侵入を抑制します（紫外線・可視光線は透過）。一般POフィルムと比較して、日中気温で約２℃～６℃の抑制を実現します。
※当社調べ
また、本フィルムはハウス内の熱を蓄積・反射する性能も備えており、冬季の夜間における保温性は一般POフィルムと同等程度に維持します。これにより、通年を通して安心してお使いいただくことができます。
■エコクール涼規格表・対応間口表
※厚み0.1mmは2025年9月以降の販売開始となります。
※規格が少なく限定されていますので、一部試験展張も含めた販売となります。
今後も渡辺パイプは、農業の発展と農業に携わる皆さまの課題解決に貢献できるよう、さまざまな製品やサービスの提供に努めてまいります。